マカオ 2021年3Qの観光物価指数は対前年1.26%上昇
- 2021/10/15 10:46
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は10月15日、今年第3四半期(2021年7〜9月)の観光物価指数が前年の同じ時期から1.26%の上昇となる116.58だったと発表。
指数上昇の主要因は飲食サービス費と土産用ペストリー小売価格の上昇で、ホテル客室、航空券価格の下落分の一部を相殺したとのこと。分類別の価格指数でみると、飲食が10.68%、食品・たばこ・酒が7.01%のそれぞれ顕著な上昇。宿泊は8.99%、交通・通信が7.16%のそれぞれ下落。
今年第2四半期の観光物価指数との比較では0.30%下落。夏物衣料の減価販促と土産用ペスおりー小売価格の下落を受けて、衣類・履物とたばこ・酒の価格指数がそれぞれ10.96%、4.01%下落。一方、ホテル客室価格が上がったことで、宿泊の価格指数は13.26%上昇。
今年第3四半期までの直近4四半期の観光物価平均指数は、前の四半期から8.83%下落。分類別の価格指数でみると、宿泊が41.28%、交通・通信が8.29%のそれぞれ下落だった一方、飲食は4.82%の上昇だった。
観光物価指数は海外(中国本土、香港、台湾含む)からマカオを訪れた旅客がマカオにおいて購入した商品及びサービス(食品、たばこ、衣料・履物、宿泊、飲食、交通・通信、薬品及び個人用品、エンターテイメント・カルチャーアクティビティ、雑貨)の価格変動を反映するもの。2009年10月〜2010年9月を100としている。