マカオ、単日インバウンド旅客数が3.5万人を記録…マカオGP初日

 マカオ政府旅遊局(MGTO)が11月20日に発出したプレスリリースによれば、マカオにおける新型コロナ流行状況の安定に加え、マカオグランプリやマカオフードフェアなどの大型イベント開催も追い風となり、両イベントの初日にあたる11月19日(金曜日)の単日インバウンド旅客数が延べ3万5525人を記録したとのこと。

 直近1週間(11月12〜18日)累計のインバウンド旅客数は延べ18万6582人、1日あたり平均は2万6655人で、10月の1日あたり平均(1万0622人)から150.9%増だった。

 マカオでは、9月下旬と10月初旬に新型コロナの市中感染確認例が相次ぎ出現。感染力の強いデルタ株だったことから、水際措置及び域内における防疫措置の強化、二度にわたる全市民対象のPCR検査実施などの対策が講じられた。その後、新たな市中感染確認例は出現しておらず、状況が落ち着いたことを受けて、各種防疫措置についても段階的に緩和も進んだ。10月19日から中国本土との隔離検疫免除での相互往来も再開となり、インバウンド旅客が戻るきっかけとなった。11月19日の単日インバウンド旅客数は、9月25日に水際措置が強化されて以来の最多。

 マカオグランプリの会期は21日までの3日間となるが、マカオフードフェスティバルは12月5日までの17日間。さらに、12月4日から来年1月2日にかけてはマカオライトフェスティバルも開催予定。イベントをフックにインバウンド旅客が順調に回復すれば、長引くコロナ禍で疲弊した観光業界の活性化につながると期待されている。

大勢の観客で賑わう第68回マカオグランプリのリスボアスタンド(資料)=2021年11月19日(写真:MGTO)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は11月21日、他人の身分証を使用してカジノへ入場した上、賭博で獲得した得たポイ…
  2.  冬のマカオの街を美しく彩る毎年恒例のイルミネーションイベント「ライトアップマカオ2024(中国語…
  3.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は11月21日、今年(2024年)10月の訪マカオ外客数(…
  4.  マカオを中心にアジア、欧州で統合型リゾート(IR)施設の開発・所有・運営を行うメルコリゾーツ&エ…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営する澳門輕…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…
  2.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  5.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年12月号
(vol.138)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun