マカオ国際空港、春節ホリデーの旅客数は対前年208%増の約2.9万人…コロナ前2019年比では84%減

 マカオの主要な空の玄関口、マカオ国際空港の運営会社にあたるCAMが2月10日付で公表した資料によれば、今年の春節ホリデー(2022年1月31日〜2月5日の6日間)の旅客数は前年同時期から208%増となる延べ約2.9万人だったとのこと。

 ただし、新型コロナウイルス感染症流行前の2019年同時期との比較では84%減となり、依然として厳しい状況が続いている。

 このほか、6日間の離発着数は270回で、対前年75%増。

 新型コロナウイルス感染症の世界的流行が長期化する中、国際観光都市マカオでも依然として厳格な各種防疫対策が維持されている。

 ただし、マカオと中国本土との間については、条件付きではあるものの隔離検疫免除での往来が再開している。中国本土以外の国・地域については、入境後に隔離検疫が必須となるほか、外国人の入境が原則禁止とされるなど、厳しい制限が存在する。目下、マカオにおけるインバウンド旅客は中国本土から、マカオ発着の空路も中国本土が主となっている。

 なお、同空港の昨年通期(2021年1〜12月)の旅客数は前年比2.2%減の114万7015人で、2年連続前年割れ。新型コロナウイルス感染症の影響が生じる前の2019年比では実に88.1%の大幅減だった。

春節ホリデー期間中のマカオ国際空港チェックインカウンター付近の様子(写真:CAM)

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