マカオ、2021年下半期の銀行の地元中小企業向け新規融資承認額は対前年48.1%増
- 2022/2/11 11:11
- 産業・経済
マカオ金融管理局が2月11日に公表した資料によれば、昨年下半期(2021年7〜12月)のマカオの銀行による地元中小企業向けの新規融資承認額は同年上半期から37.5%減、前年同期から48.1%増の121億パタカ(日本円換算:約1744億円)だった。
担保比率(融資限度額のうちの有形資産による担保部分)は同年上半期から7.4ポイント下落、前年同期から13.1ポイント上昇となる71.5%。
昨年下半期末時点の中小企業融資残高は同年上半期末から1.2%減、前年同期末から7.0%増となる934億パタカ(約1兆3466億円)。同年上半期末との比較における業界別の動向については、製造業向けが0.9%増だった一方、卸売・小売・貿易業と建設・公共工事向けは3.3%、1.7%のそれぞれ下落に。
融資枠に占める融資残高の割合は81.6%で、同年上半期から0.8ポイント、前年同期から1.4ポイントのそれぞれ下落。
昨年下半期末時点の中小企業融資の延滞残高は前年末から5.1%減、前年同期末から7.6%増となる5.2億パタカ(約75億円)。延滞比率は同年上半期末から0.02ポイント下落、前年末から横ばいの0.56%。