MGMチャイナ好調、中期純利25億香港ドル

MGMチャイナは8月6日、今年中期の業績を発表。VIPクラブとマスゲーミングの賭け金総額がこれまでの記録を更新、売上は前年比12%増となる過去最高の123億香港ドル(日本円換算:約1,544億円)だった。調整後EBITDAは同10%増の32億香港ドル(同402億円)、税前利益は25億香港ドル(同314億円)、中間配当は23セント。

マスゲーミングフロアが好調。ベット金額で前年同期比9%増、利益は前年から28%増えた。カジノテーブルマネジメントシステムの導入、ハイエンド顧客に特化した戦略が奏功した。スロットのベット額も19%増。同社では今年第3季に高額スロット機の増設及びラスベガスカジノルームのオープンを予定している。

また、VIPカジノのローリングチップ数でも開業以来最高を記録し、前年同期比24%増。今年4月にVIPフロアの拡張と新規ジャンケット業者の誘致したことが要因。

MGMチャイナのマス及びVIPゲーミング市場における占有率は成長を続けており、第2季のマスゲーミングカジノ売上ではマカオ半島首位となった。スロット機による売上でも単一施設としてはトップ。整体市場占有率は約10%を維持。

なお、ホテル客室稼働率は97.9%、1客室あたり平均売上(REVPAR)は2,081香港ドル。

コタイ地区プロジェクトは2016年上半期の開業を目指すとし、ラスベガスで展開する超豪華ヴィラの導入も予定しているという。

MGMコタイプロジェクト完成予想図 (c) MGM China Holdings Limited

MGMコタイプロジェクト完成予想図 (c) MGM China Holdings Limited

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は4月9日、マカオ半島北西部の筷子基(ファイチーケイ)エリアの路上で女子高校生(…
  2.  マカオ政府衛生局(SSM)は4月10日午後7時すぎ、同日マカオ域内で新たに輸入性デング熱感染を1…
  3.  マカオ治安警察局は4月9日、コタイ地区にある統合型リゾート(IR)併設カジノのトイレで拾ったゲー…
  4.  このほどマカオ科学館が公表した昨年(2024年)の年次報告によれば、昨年の入館者数が前年から8.…
  5.  マカオ治安警察局では、自動車の運転者と歩行者の安全を確保するため、マカオ境内の各所でキックボード…

ピックアップ記事

  1.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  2.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年4月号
(vol.142)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun