マカオ、消費者物価指数が9ヶ月連続上昇=2022年3月
- 2022/4/23 16:35
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局が4月22日に公表した資料によれば、今年(2022年)3月の総合消費者物価指数(2018年4月〜2019年3月=100)は103.39で、前年同月から1.07%の上昇だったとのこと。9ヶ月連続で上昇となった。
同局では、前年同月比での主な上昇要因として、ホームヘルパー報酬及び外食費の上昇、さらにはガソリン、電気、航空券価格の値上がりを挙げ、住宅家賃、通信サービス費、豚肉小売価格の下落が一部を相殺したとのこと。
分類別では、家庭用設備・サービス(+9.67%)と交通(+7.37%)の指数が上昇した一方、通信(-10.32%)は下落。
また、今年3月の総合消費者物価指数は前月から0.02%下落。衣類・履物、レジャー・文化、住居・燃料の価格指数がそれぞれ1.20%、0.67%、0.113%下落。果物と野菜の小売価格の下落が外出費の上昇を打ち消し、食品・ノンアルコール飲料の価格指数についても0.06%下落。一方で、ガソリン価格の高止まりが続くんあか、交通の価格指数が1.04%上昇した。
今年3月までの12ヶ月の総合消費者物価平均指数は、1年前の同時期から0.53%上昇。このうち、家庭用設備・サービス(+5.43%)と交通(+5.26%)が顕著な上昇だった。
今年第1四半期の総合消費者物価平均指数は、前年同時期から0.96%上昇。