マカオの単日平均インバウンド旅客数が約2.2万人まで回復

 近頃、上海市をはじめ、中国本土の多くの地域で新型コロナの再流行が出現している。

 広東省も例外ではなく、年初から省内各地で再流行が出現したが、近日になってようやく状況が落ち着き、4月22日までに省内全域が低リスク地域に復帰した。

 これを受けて、広東省から陸路あるいは水路でマカオ入るする際に必要となる新型コロナPCR検査陰性証明の有効期間が24時間から48時間に緩和された。

 マカオ政府旅遊局(MGTO)が4月24日に発出したプレスリリースによれば、PCR検査陰性証明の有効期間緩和後初めての金曜日、土曜日にあたる4月22、23日の平均インバウンド旅客数が2万2154人となり、緩やかに回復しつつある状況とのこと。

 過去1週間(4月15日〜21日)の単日平均インバウンド旅客数は1万9191人で、上昇率は15%超。

インバウンド旅客が戻りつつあるマカオの観光名所周辺の状況(写真:MGTO)

 マカオと中国本土との間では2020年第4四半期までに条件付きで隔離検疫免除での相互往来が実現しており、海外からの旅客の入境は事実上困難な中、インバウンド旅客の大半は中国本土からとなっている。ただし、中国本土及びマカオ域内における流行状況の変化に応じて水際措置の調整が行われており(近頃は引き締め傾向)、本格的なインバウンド旅客数の回復には至っていない。

 まもなく中国本土で大型連休となる労働節のホリデーシーズンを迎えるが、マカオでもMGTOが防疫対策に配慮した上でドローンショーなど様々なイベント開催する予定を明らかにしている。

インバウンド旅客が戻りつつあるマカオの観光名所周辺の状況(写真:MGTO)

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