マカオカジノ運営SJMホールディングスとMGMチャイナが2022年1Q通期業績発表

 5月3日、マカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6陣営の一角、SJMホールディングスとMGMチャイナが2022年第1四半期(1〜3月)の監査前業績を相次ぎ発表した。

 SJMホールディングス発出資料によれば、同社の今年第1四半期は約12.82億香港ドル(日本円換算:約213億円)の赤字で、赤字幅は前年同時期から98%拡大した。

 純収入は2.4%増の約25.38億香港ドル(約421億円)、カジノ純収入(総カジノ売上からコミッション及びインセンティブを控除したもの)は2.6%減の約23.5億香港ドル(約390億円)。調整後EBITDAはマイナス約4.74億香港ドル(マイナス約79億円)で、マイナス幅は48.6%拡大。

 カジノ売上(Gross Gaming Revenue=GGR)については、VIPが29.1%減の約3.44億香港ドル(約57億円)だった一方、マスゲーミング(いわゆる平場)は0.3%増の約20.58億香港ドル(約341億円)、スロットマシンは19.5%増の約1.39億香港ドル(約23億円)に。

写真中央の建物がSJMホールディングスの旗艦カジノ施設「グランドリスボア」(資料)=マカオ、2016年7月本紙撮影

写真中央の建物がSJMホールディングスの旗艦カジノ施設「グランドリスボア」(資料)=マカオ、2016年7月本紙撮影

 MGMチャイナ発出資料によれば、同社の今年第1四半期の純収入は前年同期から8.6%減の約21億香港ドル(約348億円)、調整後EBITDAは45%減の約3.9億香港ドル(約65億円)だったとのこと。

 また、マカオのカジノ市場におけるシェア(GGRベース)は13.3%で、前年同期から1.8ポイント上昇したという。

大型カジノIR「MGMコタイ」(資料)=マカオ・コタイ地区-本紙撮影

大型カジノIR「MGMコタイ」(資料)=マカオ・コタイ地区-本紙撮影

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