2021年度「マカオエコフレンドリーホテルアワード」発表…ホテルオークラマカオなど14軒が受賞

 マカオ政府環境保護局(DSPA)は5月16日、同局が主催する2021年度「マカオエコフレンドリーホテルアワード」の審査を終えたとし、受賞ホテルリストを発表。前年から1軒増となる14軒がアワードを獲得した。

 DSPAは、受賞ホテルは環境マネジメントの実施を通じて、運営工ストの効果的な削減と環境イメージの向上を図ると同時に、積極的に政府の環境政策をサポートしてきたと評価。政府は今年から使い捨てプラスチック製ストローとマドラーの輸入及び再輸出を禁止としたが、エコフレンドリーホテルアワードを実施する中、一部の受賞ホテルでは何年も前からこれらを使用せず、イートイン及びテイクアウトで使い捨ての食器を提供をしないところもあったとした。このほか、受賞ホテルの中には、使い捨てのペットボトルに代替して再利用可能なガラスボトルで水を提供することでプラスチック廃棄物の削減に取り組んだり、ヒートポンプに環境負荷の少ない冷媒を使用するといった高度な技術を用いた温室効果ガス排出削減策、宿泊客がゴミの分別をできるよう工夫したゴミ箱を客室に設置するなどの例があったとのこと。

 マカオエコフレンドリーホテルアワードは毎年開催されており、今回が15回目。賞の有効期間は3年間となっており、現時点(2019〜2021年度)でマカオのホテル総数の約半数にあたる57軒がアワードを保持している状態。マカオ唯一の日系ホテルとなるホテルオークラマカオもそのひとつで、2015、2018、2021年度と3度にわたって最高評価の金賞を獲得している。現時点で金賞を獲得しているホテルはホテルオークラマカオを含めて18軒。

受賞ホテル内に設置されたガラスボトル入りの水の製造ライン(写真:DSPA)

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