ゲーミング業従事者5.5%増、給与6.5%増―2013年第2季
- 2013/8/21 5:32
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は8月20日、2013年第2季のゲーミング業人材需要及び報酬調査結果を発表。同期末におけるゲーミング業従事者数は54,554人で、前年比5.5%増。なお、統計結果にはジャンケット(カジノ仲介業者)及びジャンケット協力者を含まない。
2013年第2季末のゲーミング業従事者54,554人のうち、職種別ではディーラーが前年比4.3%増の24,031人、両替、ピット・ボス(ゲーミングテーブル責任者)、フロアパーソン、ベッティング・サービス・オペレーター等が同0.1%微減の13,777人。
2013年6月のゲーミング業従事者(フルタイム従業員)の平均給与は18,900パタカ(ボーナス及びコミッション含まず)となり、前年比6.5%増。職種別ではディーラーが5.8%増の16,720パタカ、両替、ピット・ボス、フロアパーソン、ベッティング・サービス・オペレーター等が3.7%増の22,400パタカ、カジノ・ウェイター、スロット機サービススタッフ、セキュリティスタッフ、モニター監視員等が6.6%増の12,780パタカ。いずれもマカオの平均給与を大きく上回る水準。
第2季末時点で1,591のポジションで人材が不足しており、前年から230良化。そのうちディーラー職が855ポジションあり、需要が35拡大している。人材募集では52.2%の空きポジションで業務経験を必要とし、初級中学(日本の中学に相当)以下の学歴を要するものが63.4%、中国語(北京語)能力、英語能力を必要とするものがそれぞれ92.5%、63.7%あった。
ゲーミング業全体で第2季に発生した新規雇用は2,552人、従業員雇用率は前年から3.7ポイント下落の4.7%、ポジション不足率は0.6ポイント下落の2.8%。ゲーミング産業の人材状況について、昨年同時期と比較して安定しているとしている。