中小企業向け新規融資伸びる—2013年上半期

マカオ特別行政区政府金融管理局は8月23日、2013年上半期の銀行の中小企業向け融資に関する統計調査結果を発表。新規融資が増えたと同時に、銀行の融資枠に余力があることが分かった。

2013年上半期の新規融資額は2012年下半期から3.6%増、前年同期から89.3%増となる126億パタカ(日本円換算:約1,552.5億円)。このうち、有担保融資が75.2%を占め、前期比10.4ポイント、前年同期比12.0ポイントの上昇。

2013年上期の銀行の中小企業向け融資枠は330億パタカ(同約4,066億円)で、2012年末と比較して3.6%、前年同期からは6.9%増となった。2013年上半期末における融資先では、非貨幣金融機関、ホールセール及びリテール・貿易、ITがそれぞれ42.7%、24.3%、21.2%伸びた。一方、ホテル・レストラン及び周辺産業、運輸・倉庫及び通信向けがそれぞれ32.3%、5.0%の下落。

中小企業向け融資枠の使用比率は半年前から0.8ポイント下落の56.7%。

2013年6月末の中小企業融資における返済滞納率は半年前から45.1%減の1.65億パタカに。総額に占める割合は0.50%。

マカオの銀行(イメージ)―本紙撮影

マカオの銀行(イメージ)―本紙撮影

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