マカオ、2022年6月末の総人口は約67万7300人…同年3月末から1.1%減、海外労働者減少が主要因

 マカオ政府統計調査局は8月10日、今年第2四半期(2022年4〜6月期)の人口統計を公表。

 今年6月末時点の総人口は67万7300人で、今年3月末から4400人減(1.1%減)だった。マカオ居住の海外労働者の減少が主要因とのこと。総人口に占める女性の割合は53.0%。

 今年第2四半期の新生児数は同年第1四半期から191人減の987人。性別比は109.6(女児100人に対して男児が109.6人)。上半期累計の新生児数は前年同時期から307人減の2165人。

 今年第2四半期の死亡人数は同年第1四半期から12人増の625人。死因は悪性腫瘍(がん)が36.5%を占めトップで、循環器系疾病が26.6%、呼吸器系疾病が13.1%で続いた。

 今年第2四半期の中国本土からの移民数は同年第1四半期から127人減の493人、新規居留許可獲得者数は89人減の126人。期末の海外労働者数は5347人減の16万2391人に。新型コロナ防疫対策の一環として水際措置が強化されたことよるインバウンド旅客の激減を受けてマカオ経済は大きく低迷しており、雇用の調整弁となる海外労働者数の減少が続いている。

 今年第2四半期の婚姻登録数は同年第1四半期から168件減の649件。上半期累計では316件減の1466件。

 なお、マカオの面積はおよそ32平方キロメートルで、依然として極めて人口密度の高い状態であることに変わりはない。

マカオ歴史市街地区にあるモンテの砦から望む町並み(資料)=2020年4月本紙撮影

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