マカオ、2022年2QのMICEイベント開催件数と参加・入場者数がいずれも対前年マイナスに…ゼロコロナ政策堅持で苦戦続く

 マカオ政府統計調査局は8月25日、今年第2四半期(2022年4〜6月)にマカオで開催されたMICE(会議・研修、インセンティブ活動、国際・学術会議、エキジビション)に関する統計を公表。

 今年第2四半期のMICE開催件数は前年同時期から56件減の91件、参加・入場者数については4.0%減の30.6万人(延べ、以下同)だった。

 コンベンション(会議)の開催件数は47件減の81件、参加者数は31.2%減の1.1万人。平均開催期間は0.2日短い0.8日、使用会場総面積は39.7%減の4.9万平米。

 エキジビションは5件減の10件。すべて民間主催によるもので、入場者数は2.1%減の29.4万人、平均開催期間は0.3日長い3.6日、使用会場総面積は20.9%減の2.6万平米。

 インセンティブ活動の開催件数はゼロに。

 今年第2四半期に開催されたエキジビション主催者の収入は29.4%減の698万パタカ(日本円換算:約1.2億円)で、ブース賃料が80.5%、政府及びその他機関による補助金が19.0%を占めた。支出は33.8%減の647万パタカ(約1.1億円)で、設営費が41.1%、宣伝・PR費が25.6%、会場賃料が16.3%を占めた。エキジビションの収入から支出と政府及びその他機関による補助を除いた収支は81万パタカ(約1370万円)のマイナス。

 エキジビション出展者数は37.4%減の487で、地元マカオからが91.8%を占めた。325の出展者から回答を得たアンケート調査結果によれば、収入の98.0%が商品販売によるもので、支出の62.6%をブース賃料、23.1%をブース設営費が占めたという。

 今年上半期累計のMICE開催件数は前年同時期から27件減の188件、参加・入場者数は3.1%増の47.1万人。エキジビションは2件増の24件、入場者数は4.6%増の45.2万人。すべて民間主催によるもので、主催者の収入は6.7%増の1717万パタカ(約2.9億円)、支出は5.0%増の1527万パタカ(約2.6億円)。政府及びその他機関による補助を除いた収支は75万パタカ(約1270万円)のマイナスだったが、マイナス幅は前年同時期から24万パタカ(約410万円)縮小した。

 マカオでは中国本土に倣ってゼロコロナ政策が堅持されており、外からの流入防止を目的とした厳格な水際措置、また域内においても拡散防止措置が講じられている状況。マカオ及び中国本土における流行状況の変化に応じて防疫措置の引き締め、緩和が繰り返される中、延期や中止も相次ぐなど、MICE業界は苦戦を余儀なくされている。今年第2四半期については、6月中旬から市中でオミクロンBA.5の流行が出現したことによる影響が甚大だった。

マカオ歴史市街地区にあるモンテの砦から望む町並み(資料)=2020年4月本紙撮影

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