マカオ最大規模のドンキがIR「スタジオ・シティ」内にオープンへ…鮮選寿司も初上陸
- 2022/9/15 18:09
- 澳日関係
マカオなどでIR(統合型リゾート)を運営するメルコリゾーツ&エンターテインメント社(以下、メルコリゾーツ)は9月15日、傘下のIR施設でコタイ地区にある「スタジオ・シティ」の第2期拡張部に「DON DON DONKI」の誘致が決まったことを発表。
DON DON DONKIは、ドン・キホーテなどを傘下に持つ日本の流通大手のパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが、海外において日本製もしくは日本市場向けの商品や、日本産品を低価格で提供するジャパンブランド・スペシャリティストアをコンセプトとして展開しているブランドで、マカオには昨年(2021年)9月に1号店がオープンしたばかり。1号店はマカオ半島北部のローカルエリアにあたるファイチーケイにあり、大型IR施設集積エリアのコタイ地区への出店は初めて。
メルコリゾーツによれば、スタジオ・シティにオープンを予定しているDON DON DONKIの店舗はマカオ最大規模、24時間営業で、香港で先行展開するDON DON DONKIプロデュースの寿司店「鮮選寿司」も誘致するとしており、マカオ初上陸となる。
メルコリゾーツのデビッド・シスクCOOは今回の発表にあたり、DON DON DONKIとの協力によって、マカオ市民やマカオを訪れる観光客に本物の日本のリテール、文化、飲食体験を提供できることを嬉しく思うとし、今後も継続して革新的でユニークなコンセプトのIRづくりを通じ、マカオのノンゲーミングツーリズムの新たなスタンダードを確立していきたいとコメントしている。
昨年11月にメルコリゾーツが発表した資料によれば、スタジオ・シティ第2期拡張部の延床面積25万平米で、2つの高級ホテル(客室数合計約900室、うち1つはマカオ初上陸の「Wホテル」)、アジア最大規模のアウトドア&インドア・ウォーターパーク、シネコン(6スクリーン)、ショッピングアーケード(2.1万平米)、カジノ(2300平米)、MICEファシリティなどが入るとのこと。設計はザハ・ハディド・アーキテクツが手掛け、落成予定時期は今年(2022年)12月の見通し。