香港の新型コロナ新規感染確認者数は8999人…中秋節連休後に増も実効再生産数は1近くまで下落=9/16

 人口約730万人の香港では、昨年(2021年)12月末から新型コロナウイルス感染症の流行「第5波」が続く。

 香港衛生当局が9月16日夕方の会見で発表した内容によれば、同日午前0時時点集計の単日の新規市中感染確認数は前日から845人増の8868人、輸入性は33人減の131人だった。

 市中と輸入性の合計は前日から812人増の8999人。7日連続1万人以下を維持したものの、中秋節連休明けの14日以降は3日連続増となっている。第5波開始以来の累計感染確認数は約167.9万人。

 新規死亡報告数は16人で、年齢は50〜102歳。このうち9人が3回目のワクチン接種を受けていなかった。第5波開始以来の累計死亡者数は9639人に。

 直近の公立病院の入院患者数(新型コロナ感染者)は2760人で、このうち新規の入院患者が322人。容体は危篤が51人、深刻が57人などとのこと。入院患者数と新規入院患者数とも前日から減少した。

 香港では2月から3月にかけて、オミクロン変異株派生型のBA.2(いわゆる「ステルスオミクロン」)による伝播が主となり、市中における新規感染確認数が急増し、医療崩壊に直面するなど深刻な状況となった。3月下旬以降は緩やかな減少が続いたが、長く単日200〜300人程度でこう着状態を維持した後、6月中旬からは主流株のオミクロンBA.5への置き換わりが進んだことで、目立ったリバウンドが出現している。2〜3月にかけてのピーク後には、水際措置及びソーシャルディスタンス措置の段階的緩和があった。リバウンドの出現を受けて、ソーシャルディスタンス措置については追加緩和の見合わせが続く。

 新規市中感染例に占める変異株の割合について、9月13日のケースを分析した最新データではBA.4/BA.5が84%に上ったとのこと。BA.5に限ると74.3%。

 当局は、2日連続で単日新規感染確認数が8千人以上となったことについて、中秋節連休との関連(社交活動が増えた)を指摘。一方で、香港大学の研究による最新の実効再生産数が1に近い水準まで下落したことも明らかとなり、今後数日の動向を注視し、状況が緩和に向かう場合には防疫措置の調整もありうるとの見方を示した。

香港の町並み(資料)—本紙撮影

香港の町並み(資料)—本紙撮影

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