第41回マカオ国際マラソンが無事開催…コロナ禍でも例年並みの約1.2万人が参加
- 2022/12/4 22:00
- ツーリズム
今年(2022年)で41回目を迎えた「ギャラクシーエンターテイメント杯マカオ国際マラソン2022」がきょう(12月4日)開催され、フルマラソン、ハーフマラソン、ミニマラソンの各部門合計で例年と同じく定員いっぱいとなる約1.2万人のランナーが参加した。
コロナ禍での開催は三度目に。今大会では参加条件として開催日14日前までの新型コロナワクチン2回接種を完了、開催日時点で有効な新型コロナPCR検査陰性証明の提示が盛り込まれ、すべての参加者にマカオの伝染病予防・治療法の規定の遵守を求めたほか、近日マカオ市中で輸入性または輸入関連性の陽性者が相次ぎ出現する状況の中、フルマラソンとハーフマラソンについて、域外からと域内からの参加者でスタート時間を分けるなど、厳格な各種防疫措置が講じられた。
コロナ前までは日本を含む海外からの参加者も多かったが、直近3大会はマカオ市民とすでにマカオとの間で条件付きながら隔離検疫検疫免除での往来が再開している中国本土からの参加が中心となっている。
マカオ国際マラソンは近年の健康ブームに乗ってエントリー希望者数が増加傾向にあり、近年は参加枠の増が続いている。2020年大会以降も参加枠は2019年大会水準を維持したが、募集開始早々に埋まる人気ぶり。マカオ政府体育局の潘永権局長は会場で囲み取材を受けた際、同局として参加枠の拡大について積極的に検討しているとした上、マカオ特有の狭い道路事情もあり、状況に応じた判断が必要がとの考えを示した。
今大会のフルマラソン部門は前回に続いて中国勢のアベック優勝。また、中国勢が男女とも表彰台を独占した。優勝タイムは男子の管油勝選手が2時間19分03秒、女子の李美珍選手が2時間40分26秒。
ギャラクシーエンターテイメントグループによる冠スポンサーは19年連続。同社はマカオ半島でスターワールドホテル、コタイ地区でギャラクシーマカオなどのIR施設を運営する。