5か月ぶり輸出減―13年8月対外商品貿易統計
- 2013/10/1 14:26
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は9月30日、今年(2013年)8月の対外商品輸出入統計を発表。輸出は前年同月比12%減の7.2億パタカ、輸入は同17%増の69.9億パタカとなった。8月の貿易赤字は62.7億パタカ。輸出減は5か月ぶり。
輸出のうち、再輸出貨物が14%減の5.4億パタカ、地元産品の輸出は同7%減の1.8億パタカだった。
今年1-8月の累計では輸出が前年同期比12%増の60.5億パタカ、うち再輸出が23%増の46.9億パタカ、地元産品の輸出は14%減の13.7億パタカ。輸入は同14%増の523.9億パタカ。貿易赤字は463.3億パタカ。
今年1-8月の輸出先のうち、香港が32.6億パタカ、中国本土が10.9億パタカでそれぞれ前年同期比19%、25%増だった一方、米国が2.4億パタカ、欧州連合(EU)が1.9億パタカで同30%、16%の減少となった。
非紡績品の輸出は54.7億パタカで前年比17%増、そのうち電子部品が6.7億パタカ、ダイヤモンド及びダイヤモンドネックレスが4.1億パタカでそれぞれ86%、121%増。紡績品及び完成衣料品の輸出は21%減の5.8億パタカ、編み物/クロセ完成衣料品が2.0億パタカで32%の減少。
今年1-8月の輸入元については中国本土の171.8億パタカ、EUの120.3億パタカで、それぞれ前年比14%、12%増。品目ではコンシューマーグッズが335.6億パタカで20%増、ゴールド製ネックレスが32%増の61.9億パタカ、腕時計が22%増の39.8億パタカ、化粧品及びスキンケア商品が71%増の16.5億パタカ、タバコ・シガーが37%増の4.1億パタカ。
今年1-8月の対外商品貿易総額は584.4億パタカに達し、前年同期の514.4億パタカから14%の増となった。
なお、今年1-8月の商品輸入総額に占める日本の割合は約6%で、中国本土(33%)、香港(14%)、フランス(9%)、スイス(8%)、イタリア(7%)に次ぐ。