マカオ 2022年11月貨幣・金融統計公表…ローカルの預金残高が2ヶ月連続増、不良債権比率は依然1%超

 マカオ政府金融管理局は1月5日、昨年(2022年)11月の貨幣・金融統計を公表。内容のサマリーは下記の通り。

【マネーサプライ】
 流通貨幣が前月から0.5%、通知預金が3.1%のそれぞれ減で、M1は2.4%下落。また、準通貨負債は0.5%増。M1及び準貨幣負債を含む広義貨幣供給量M2は0.3%上昇となる6827億マカオパタカ(日本円換算:約10兆8700億円)に。前年同月との比較では、M1が9.3%、M2が1.2%のそれぞれ下落。M2に占める通貨別の比率はマカオパタカが36.0%、香港ドルが43.9%、人民元が8.4%、米ドルが10.0%。

【預金】
 マカオ居民(マカオ居留権保有者)による預金残高は前月から0.3%増の6627億マカオパタカ(約10兆5515億円)で2ヶ月連続増、非居民による預金残高については5.6%減の3087億マカオパタカ(約4兆9151億円)で2ヶ月ぶり減、公共部門の銀行システムへの預金残高は2.2%減の2486億マカオパタカ(約3兆9582億円)で2ヶ月ぶり減となり、これらを総合して計算した銀行システムの預金残高は1.8%減の1兆2199億マカオパタカ(約19兆4233億円)で2ヶ月ぶり減に。このうち、マカオパタカ、香港ドル、人民元、米ドルの占める割合はそれぞれ20.4%、45.4%、9.7%、22.6%。

【融資】
 地元民間部門への融資は前月から0.4%増の5682億マカオパタカ(約9兆0469億円)。対外民間部門への融資は3.0%減の7049億マカオパタカ(約11兆2235億円)。民間部門へ融資額は合計で1.5%減の1兆2731億マカオパタカ(約20兆2704億円)となり、マカオパタカ、香港ドル、人民元、米ドルの比率はそれぞれ17.2%、40.1%、15.3%、25.0%。

【預貸率/不良債権比率】
 銀行のマカオ居民に対する預貸率は昨年11月末時点で前月末から0.6ポイント上昇の62.4%。非マカオ居民含む総体預貸率は0.3ポイント上昇の104.4%。1ヶ月及び3ヶ月ベース計算による流動資産対負債比率はそれぞれ73.9%、60.8%水準。不良債権比率は前月末から横ばいの1.1%。

マカオ金融管理局ビル(資料)=2020年7月本紙撮影

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