マカオで15年連続アースアワー開催…政府部門やカジノ企業が参加

 世界中の人々が同じ日、同じ時間に電気を消すなどのアクションを通じて「地球温暖化を止めたい」、「地球環境を守りたい」という思いを示す国際的キャンペーン「アースアワー」。

 世界自然保護基金(WWF)が2007年から毎年実施しているもので、15年目となる今年(2023年)は各国・地域時間の3月25日午後8時30分から9時30分に設定された。

 マカオ政府も15年連続で活動に参加。マカオ政府環境保護局がコーディネート役となり、政府部門やカジノ企業などの民間企業に参加を呼びかけ、雷雨の中ではあったものの、マカオ半島とタイパ島を結ぶ3本の大橋、カジノIR(統合型リゾート)施設、大型商業ビル、ランドマーク建築物などの照明が1時間にわたって消灯された。

サンズチャイナ社が運営するコタイ地区のIR群の「消灯中」の様子=2023年3月25日(写真:Sands China Limited)

 マカオ政府は、アースアワーが公衆の持続的可能な発展への関心を喚起するきっかけとなり、日常生活における省エネ、環境保護の支持につながるよう願っているとした。

 近年、マカオ政府はレジ袋有料化、発泡スチロール製弁当容器やプラスチック製ストローやカトラリーの輸入禁止など、様々な環境保護施策を打ち出している。

サンズチャイナ社が運営するコタイ地区のIR群の「点灯中」の様子=2023年3月25日(写真:Sands China Limited)

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