マカオ旅遊局が巡回監察強化体制を維持…観光都市としてのイメージ保護への取り組み

 マカオは今年(2023年)1月初旬にウィズコロナへ転換し、水際措置が大幅緩和となった。以降、インバウンド旅客数が急回復している状況。2月初旬からは中国本土からの団体旅行も再開された。

 マカオ政府旅遊局(MGTO)は3月28日に発出したプレスリリースの中で、中国本土とマカオの人的往来の全面回復を受け、各イミグレーション施設及び人気観光スポットの人流が増加する中、旅行業界とのコミュニケーションを維持すると同時に、治安警察局及び労工事務局と合同で巡回監察体制を強化して臨むことで、業界の秩序確保と観光都市としてのイメージ保護に取り組んでいるとした。

MGTO及び関連当局による巡回監察の様子=關閘イミグレーション(写真:MGTO)

 今年1月1日から3月26日までの間、巡回監察において団体ツアー及びツアーガイドに対するサンプル検査を延べ354回実施し、關閘イミグレーション施設で無免許ツアーガイド事案4件の摘発に至ったとのこと。これらに関する行政処罰手続きに着手済みで、中央政府の観光関連部門にも通報する予定という。

 このほか、違法な無認可宿泊施設に対する取り締まりも行っており、上述の期間に7ヶ所を封鎖したことを明らかにした。

MGTO及び関連当局による巡回監察の様子=港珠澳大橋マカオ側イミグレーション(写真:MGTO)

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