マカオ、五・一GW4日目までの累計インバウンド旅客数は43.9万人…当局予想から大きく上振れ

 観光都市マカオでは、年間最大の書き入れ時のひとつとなる五・一(労働節)ゴールデンウィークを迎えている。

 マカオにとって最大の旅客ソースとなる中国本土では4月29日から5月3日までの5連休となり、期間中のインバウンド旅客数の動向に注目が集まっている。

 マカオ治安警察局が5月3日未明に発表した最新統計によれば、五・一GW4日目にあたる5月2日のインバウンド旅客数は延べ(以下同)8万4740人だったとのこと。2日連続で下落に転じ、4日目にして初めて10万人を割り込んだが、4日間累計では43万8670人、単日平均10万9668人で、マカオ政府旅遊局が事前予想値として発表していた7万人から大きく上振れして推移している。

中国本土との主要な陸路の玄関口にあたる關閘イミグレーションの観光案内所に立ち寄る旅客ら=2023年4月30日(写真:GCS)

 マカオにとって第二の旅客ソースとなる香港の連休が5月1日までということもあり、インバウンド旅客数は落ち着いてきたものの、依然として市内の観光名所周辺は旅客で賑わいをみせている。マカオ半島の旧市街地にある随一の観光名所、世界遺産・聖ポール天主堂跡一帯では4月30日から5月2日まで3日連続で人流管理措置が講じられるに至った。タイパ島のタイパヴィレッジ一帯やコタイ地区の各大型統合型リゾート(IR)でも人出の増が確認されている。

 マカオでは昨年末から事実上のウィズコロナへの転換が進み、水際措置についても大幅緩和されたことを受け、今年に入って以降、インバウンド旅客数が急回復し、勢いを持続している。

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