SIMロックフリーのスマホで現地プリペイドSIMを使う方法
- 2014/3/12 12:02
- コラム
独自のマカオの電話番号を持てる&
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メールのチェックや地図アプリでの現在位置の確認、SNSで旅行の感想をシェアしたりと、旅先だからこそスマホを活用したいシーンは多いはず。しかし、日本からマカオへ旅行する場合、マカオでのデータ通信(パケット通信)は国際ローミング扱いとなり、たいへん高額となるのが悩みの種だ。NTTドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリア3社は海外1日使い放題パックも用意しており、利用を検討している方も多いはず。例えば、NTTドコモの「1dayパケ」が980円/日や従量制の「海外パケホーダイ」などの定額サービスがあるが、前者は通信量が30Mを超えると速度が制限され、後者は画像のアップロードや地図を検索すれば、たちまち最高額の2,980円/日となってしまう。短期滞在ならば割り切れるが、2泊3日以上の滞在ともなると、速度や料金面でストレスを感じることもあるだろう。
マカオは世界中から観光客が集まる国際都市として知られ、海外からマカオを訪れる観光客向けの携帯電話サービスもたいへん充実している。その代表が、「プリペイドSIMカード」の存在だ。あらかじめ決められた金額(残高)と使用期間の中で地元の電話サービス(通話・データ通信・公衆無線LAN)を利用でき、残高不足や期限が迫ったら、追加チャージで半永久的に使いつづけることも可能だ。短期の旅行では使い捨て、頻繁にマカオを訪れる予定があれば、次回訪問の時のためにキープしておくといった使い方が想定される。
事前準備が必要なもの
① SIMロックフリーのスマホ、モバイルWi-Fiルーター、タブレット端末
② SIMトレイオープン用の金具(クリップで代用)
③ プリペイドSIM購入費(MOP100~)
日本の大手キャリアが販売するスマホなどの携帯端末は、SIMロックがかかっており、他社のSIMカードを挿入しても通信できないようになっている。マカオで現地のプリペイドSIMカードを購入して利用する場合、ロックのかかっていない、いわゆるSIMロックフリー端末を準備する必要がある。最近、日本でもアップルコンピュータが正規のSIMロックフリー版iPhoneをアップルストアで販売するようになり、比較的容易に入手可能となった。ちなみに、マカオで販売されているスマホは基本的にすべてSIMフリー端末となっている。大手キャリアの直営店、携帯電話専門店、家電量販店などで、端末のみ単独で購入可。
プリペイドSIMカードの販売場所
プリペイドSIMカードは、マカオではたいへんメジャーな存在。24時間営業の自販機も設置され、いつでも購入できるのが便利なところです。例えば、日本からマカオへの玄関口となるマカオ国際空港の到着ロビー、香港経由の場合に利用するマカオ、タイパの両フェリーターミナルの到着フロアに自販機があるので、マカオ到着後、真っ先にプリペイドSIMカードを入手することができます。到着後、まずSIMカードを買い、ホテルに到着してからゆっくり設定するのがよいだろう。自販機以外では、市内各所にある携帯電話キャリアの直営ショップや携帯電話専門店、コンビニ、スーパー、雑貨店、新聞スタンドなどでも取り扱っている。
2014年3月現在、マカオには携帯電話のキャリアがCTM(澳門電訊)、3 Macau(3澳門)、SmarTone(數碼通)、China Telecom(中國電信)の4社ある。このうち最大のシェアを誇るのがCTMです。各社ともプリペイドSIMカードを発売しているが、下記のような理由でCTMがベストな選択になるだろう。
・店舗数が多く(8店舗)、24時間営業のSIMカード自販機を市内各所に設置
・3Gデータ通信速度が他のキャリアと比べて速い(下り最高14.4Mbps)
・電波の届く範囲が他のキャリアと比べて広い ・市内各所にWi-Fiホットスポットを展開
マカオはまだ4Gサービスが登場していないものの、CTMの3Gデータ通信速度は日本の大手キャリアと比べて安定しているように感じる。LINEや050 plusといった音声通話アプリも3G環境でストレスなく利用できる。