關閘横に新ボーダーゲート建設へ

マカオ特別行政区政府の崔行政長官が15日、拱北・關閘ルートの混雑緩和を目的にマカオと広東省珠海市の間に新たなボーダーゲートを建設する方向で調整中と述べた。その後、マカオ及び広東省政府内に部門横断型のプロジェクトチームが発足し、実現に向けた具体化準備をスタートしている。

22日、マカオ政府運輸工務司司長辦公室が初期プランを明らかにした。新ボーダーゲートの建設候補地は拱北・關閘ボーダーゲートの西南約800mの鴨涌河上。拱北・關閘ボーダーの付属施設と位置付けられ、歩行者専用を想定。初期設計計画では一に当たりの通行料を20~25万人と想定し、現在過密状態にある拱北・關閘ルートの混雑緩和を狙う。また、これに関連してマカオ側、珠海側の両方で再開発を行い、親水公園の建設などが計画されている。

新ボーダーゲートでは1か所で両地の出入境手続きを行う「両地一検」や「単辺験放」、また24時間通関などの新しいモデルの導入も検討されている。また、珠海側で広珠城軌(広州・珠海間都市間高速鉄道)拱北駅、マカオ側でLRTとの連絡をスムーズにするなど、交通機関との連携も計画プランに盛り込まれる。

今年中の着工、2014年までの運用開始を目指すという。

関連記事

最近の記事

  1.  マカオを中心にアジア、欧州で統合型リゾート(IR)施設の開発・所有・運営を行うメルコリゾーツ&エ…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営する澳門輕…
  3.  マカオ政府統計調査局は11月20日、今年(2024年)1〜9月の小売業販売額調査結果を公表。 …
  4.  マカオ政府統計・センサス局は11月20日、今年第3四半期(2024年7〜9月)の金融業人材需給及…
  5.  マカオ政府公共建設局(DSOP)の発表によれば、コタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…
  2.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  3.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年11月号
(vol.137)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun