一部カジノの喫煙エリア縮小へ―基準満たさず
- 2013/12/11 9:37
- 社会・政治
いわゆる「新禁煙法」の施行に伴い、2013年1月1日からマカオのカジノは分煙となった。マカオ政府衛生局は12月10日、カジノ内の空気質量検査で不合格となった16のカジノについて、同日までに喫煙エリア縮小及び空気改善案を提出するよう求めていた。
分煙化実施の際、カジノフロア面積の最大50%まで喫煙ゾーンを設置することを認めていたが、同時に政府が定めた空気質量基準をクリアすることも求めていた。
空気質量検査で不合格となったカジノのうち、すでに8施設が喫煙エリアを10%程度縮小するなどの改善案を提出済み。一方、残り8施設のうち、現在も営業する6施設(集美カジノ、エンペラーパレスカジノ、ランカイフォンカジノ、カンペックカジノ、マカオジョッキークラブカジノ、ゴールデンドラゴンカジノ)について、10日17時45分の時点で書類が未提出だという。
改善案提出済み施設については、改善工事を経てあらためて検査が実施される。再度検査を不合格となった場合や改善案を期限までに提出できない施設については、法律に則った措置として喫煙エリアの撤廃、全面禁煙となる。