マカオの世界遺産・ギア灯台が特別内部一般公開実施…6月10・11日

 マカオ政府文化局(ICM)は中国の「文化・自然遺産の日」(毎年6月の第2土曜日)に合わせ、6月10日と11日の2日間にわたって普段は外観のみの展示となっている世界遺産「ギア要塞」を構成する建築物「ギア灯台」の特別内部一般公開イベントを実施すると発表。

 特別一般公開のオープン時間は両日とも午前10時から午後5時半まで。無料で参観でき、事前予約は不要。

マカオの世界遺産「ギア要塞(ギア灯台及びギア教会)」(写真:ICM)

 ギア灯台の特別内部一般公開は年に数日しか実施されない希少な機会となることから、時間帯によっては混雑することも予想される。

 ギア灯台はマカオ半島で最も標高の高い位置にあるギアの丘の要塞を構成する施設として1864年に建てられ、翌年9月24日に点灯した。中国沿岸部最古の近代灯台といわれる。高さ約15メートルの白亜の灯台は、マカオの紙幣デザインにも採用されるなど、港町マカオを象徴する存在として市民や観光客から愛されている。設計はマカオ生まれのポルトガル人、カルロス・ヴィセンテ。灯台の上部からはマカオの半島の旧市街地、新口岸地区をはじめ、香港とマカオ、珠海をY字型に結ぶ港珠澳大橋を望むパノラマビューが楽しめる。

ギア灯台のレンズ部(写真:ICM)

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