マカオ、使い捨てのプラ製皿・コップ及び発泡スチロール製食品トレーの輸入禁止措置を検討…2024年から

 マカオ政府環境保護局(DSPA)の譚偉文局長は6月27日、マカオエコホテルアワード授賞式に出席した際、2024年1月から使い捨ての非生分解性プラスチック製の皿とコップ、また使い捨ての発泡スチロール製食品トレーの輸入禁止措置について検討を進めていることを明かし、関連規則は行政長官令として公布されるとした。

 譚局長によれば、新たに輸入禁止措置を検討中の品目について、すでに関連業界と良好なコミュニケーションを取っており、代替品が存在する状況下で推進する措置だとし、業界からの基本的な支持も得ていることを強調。平穏に実施できるとの見通しを示した。

 近年、政府は使い捨ての非生分解性プラスチックの削減策を段階的に進めている。2019年11月にレジ袋の提供制限(有料化)をスタート。2020年1月からは発泡スチロール製食器(弁当ボックス、カップ、コップ、皿)、2022年1月からはプラスチック製ストロー及びマドラー、2023年1月からはプラスチック製ナイフ、フォーク、スプーンの輸入と中継輸送が禁止となっている。

マカオ歴史市街地区にあるモンテの砦から望む町並み(資料)=2020年4月本紙撮影

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