マカオ治安警察局は6月30日、マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート（IR）併設ホテルノロビーでマカオ人の20代の女子大学生にセクハラ行為をしたとしてマカオ訪問中の自称自動車会社勤務＝中国人の男（32）を逮捕したと発表。

　警察発表によれば、同月29日正午頃、ホテルの警備部門から女性客がセクハラ被害を受けたとする通報が警察に寄せられたとのこと。警察官が現場に向かい、この女性客から事情を聞いたところ、前夜にホテルロビーで見知らぬ男に迷惑な声がけをされ、抱きつきながら胸や尻などを触られるセクハラ被害に遭ったが、その時は怖さを感じで逃げ去ったものの、一晩おいて気持ちが落ち着いたため、ホテルロビーに戻って警備員に警察への通報を依頼する決心がついたと説明したという。

　その後、警察が捜査に着手し、ホテルの監視カメラ映像の分析などから被疑者が同ホテルの宿泊客の1人と特定し、まもなく客室にいた被疑者の逮捕に至ったとのこと。被疑者は警察の調べに対し、相手の女性がセクシーで美しかったため、つい声をかけて非礼に及んでしまったなどと犯行を認める供述をしたという。警察では、男をセクシャルハラスメント罪で検察院送致済みとした。