マカオ警察が違法麻雀賭博店を摘発…客を含む4人送検

 マカオ治安警察局は7月14日、マカオ半島北部の黒沙環エリアにある店舗で違法麻雀賭博が行われているとの通報を受けて同月12日正午頃に当該店舗に対する立入検査を実施した際、店内で男女4人(男3人、女1人)が賭け麻雀に興じているのを確認し、全員の身柄を拘束したと発表。

 4人のうち男1人が店舗の責任者、残る3人は客だったとし(いずれもマカオ人)、現場から自動麻雀卓1台、賭博用の資金とみられる現金約1800パタカ(日本円換算:約3.2万円)を証拠品として押収したとのこと。

警察が押収した証拠品(写真:マカオ治安警察局)

 警察の調べに対し、店舗の責任者は2022年12月から借りていた倉庫で客に麻雀場所を提供し、勝者から1局あたり10パタカ(約180円)、1時間あたり80パタカ(約1400円)を上限にコミッションを徴収し、これによって得られた毎月およそ1万2000パタカ(約21.4万円)の利益は店舗の日常運営に充てていたなどと供述したという。

 警察では、店舗の責任者を違法賭博場所経営罪、客についても麻雀賭博に参加したことが法令に触れるとして、本件に絡む4人全員を検察院送致済みとした。

 マカオで違法麻雀店の摘発は珍しいことではないが、前月(6月)は4件に上り、今月は本件が初めてのケース。

警察署に連行される違法麻雀賭博店の責任者と客ら=2023年7月12日(写真:マカオ治安警察局)

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