台風4号タリム接近受けマカオで台風警報シグナル8発令…交通機関などに影響大

 マカオの気象台にあたるマカオ政府地球物理気象局(SMG)は台風4号(国際名:タリム)が勢力を増しながらマカオに接近している状況を受け、7月17日午前5時半に台風警報シグナルを3から8へ1段階引き上げた。

 同日午前中いっぱいはシグナル8を維持する見込みだが、シグナル9への引き上げの可能性は低いとしている。

台風警報シグナル8の発令によりマカオ半島とタイパ島を結ぶ3本の橋も通行止めに。西灣大橋下層部の臨時ルートのみ通行可(写真:GCS)

 シグナル8の発令により、マカオ域内の路線バス及びLRT(新交通システム)、また香港とマカオを結ぶ海路、陸路の交通機関が運休に。マカオ国際空港を発着する約100便に欠航やスケジュール変更などの影響も生じている。このほか、浸水が予想されているマカオ半島内港エリアにある2つのカジノ施設(いずれもスロット専門のモカクラブ)も一時営業中止となった。

 香港でもシグナル8が発令中で、在香港日本国総領事館は17日午前中の臨時休館が決まっており、午後については今後のシグナル引き下げの有無次第となる。

マカオ気象台発表による7月17日午前8時時点の台風4号タリムの位置及び進路予想(図版:SMG)

関連記事

最近の記事

  1.  澳門海關(マカオ税関)は11月22日、治安警察局及び消防局と合同でマカオの4つの陸路イミグレーシ…
  2.  マカオの主要な空の玄関口・マカオ国際空港の運営会社にあたる澳門國際機場專營股份有限公司(CAM)…
  3.  マカオ政府統計・センサス局は11月22日、昨年(2023年)のマカオの産業構造統計を公表。マカオ…
  4.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  5.  マカオ司法警察局は11月22日、違法薬物密売及び使用の疑いで香港人の女(37)を逮捕したと発表。…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…
  4.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  5.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年12月号
(vol.138)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun