サンズショッピングカーニバル2023に約11万人来場…マカオカジノIR運営大手が地元中小企業支援策で4年連続開催

 マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「ザ・ヴェネチアン・マカオ」内にある展示場「コタイエキスポホール」で7月20日から23日にかけて「サンズショッピングカーニバル2023」が開催された。

 マカオ経済はインバウンド依存度が高く、コロナ禍で地元中小企業は長期にわたって苦戦を強いられた。同イベントはザ・ヴェネチアン・マカオなどマカオで複数のIRを運営するサンズチャイナ社が地元小売業者を支援する目的で企画し、2020年に初開催されたもの。初回の成功を受け、以降も年次でこの時期に開催。今年はマカオのウィズコロナ転換及び水際措置の大幅緩和後が実現したが、すでに定着したとして継続開催されることになったという。

「サンズショッピングカーニバル2023」会場の様子(写真:Sands China Ltd.)

 サンズチャイナ社は7月25日、サンズショッピングカーニバル2023の来場者数が延べ11万人近くに達したと発表。来場者のうち約半数がインバウンド旅客だったとのこと。これまでの4回の累計来場者数は42万人超に達したという。

 同社によれば、小売業を盛り立て、マカオ経済の回復後押しにつなげたい意向から今回も地元中小企業及び同社系IRに出店するテナントに対して同展への出展費用を無料にする支援策を講じたとした。今回の出展ブース数は580以上に上ったとのこと。

「サンズショッピングカーニバル2023」会場の様子(写真:Sands China Ltd.)

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