マカオ代表が第53回国際物理オリンピックでメダル3個など好成績

 高校生を対象とする物理の国際コンテスト、第53回国際物理オリンピック(IPhO2023)が7月10日から17日にかけて日本の東京・国立オリンピック記念青少年総合センターで開催された。

 マカオ政府教育・青年発展局(DSEDJ)は7月28日、青年の成長支援、学生の物理科学力水準向上を目的とし、同局が組織したマカオ代表チームが同月9日から18日にかけて訪日し、同大会へ参加したと発表。

 同局によれば、マカオの4つの学校に通う5人で編成されたマカオ代表チームは1人が銀メダル、2人が銅メダルを獲得したほか、1人がオナラブルメンション表彰を受ける好成績を挙げたとのこと。

第53回国際物理オリンピックに参加したマカオ代表チーム(写真:DSEDJ)

 今大会には82の国と地域から387人が参加。DSEDJでは、マカオの高校生が大会への参加を通じて世界から集まった精鋭らとの交流、切磋琢磨する機会を得ることは物理科学の探究精神向上につながるものとの見方を示した。

 なお、同週に千葉県の幕張メッセで開催された第64回国際数学オリンピック(IMO2023)にもマカオ代表として高校生6人が参加し、メンバー6人全員がメダルと表彰を獲得する好成績を収めている。

第53回国際物理オリンピック表彰式後のマカオ代表チーム集合写真(写真:DSEDJ)

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