マカオ、カジノで負けた中国本土旅客がスーパーで万引き
- 2023/8/23 12:40
- 社会・政治
マカオ治安警察局は8月21日、マカオ半島北部の中国本土とのボーダーゲート近くにあるスーパーマーケットで万引きしたとして中国本土旅客の男(30代)を逮捕したと発表。
同局によれば、同月17日正午頃、スーパーマーケットのスタッフから万引き事件が発生したとの通報があり、警察官が現場に駆けつけ関係者から事情を聞いたところ、スーパーのスタッフが防犯ブザーが鳴ったことに気づいて出口を見たところ、男が急ぎ足で店を出るのに気づき、商品を万引きされた可能性があるとして追跡する中、通行人1人の協力を得て取り押さえることに成功したとのこと。
取り押さえられた男は警察の調べに対して犯行を認めた上、8月15日にマカオ入りしたが、カジノで負けカネを使い果たしてしまったため、つい出来心で万引きし、店を出る際に店員が気づいて追いかけてきたため走って逃げたなどと供述したという。男の所持していたバックパックの中から万引きした商品12点、計2200パタカ(日本円換算:約4万円)分が発見されたとのこと。警察では、男を窃盗罪で検察院送致するとした。
マカオでは今年に入って以降、水際措置の大幅緩和によりインバウンド旅客数が急回復しており、カジノ施設の人流も明らかに増加する中、このところカジノで負けたことをきっかけとする事件がしばしば発生している。