マカオ衛生局（SSM）は9月7日夜、観光名所として知られるタイパビレッジの官也街にある中国料理レストラン「誠昌飯店」で集団食中毒が発生した可能性があると発表。

　SSMによれば、同月6日のランチタイムに当該店舗で「水蟹粥」などを食べた5人に同日夜から腹痛、下痢、発熱などの症状が相次ぎ出現。その後の流行疫学調査を経て、細菌に起因する可能性が高いことが判明したとのこと。

　SSMでは当該店舗に職員を派遣して食品サンプルを採取して検査を進めており、関連する食品の提供をストップし、調理過程などを見直すよう命じた上、本件についての調査を継続しているとした。

　タイパビレッジには多くのレストランや食品系の土産店が集積しており、食を目当てに訪れる観光客が多い。官也街はその中心にあたるストリート。誠昌飯店は老舗の著名店のひとつ。