広東省・香港・マカオが合同で海上捜索救助訓練実施
- 2023/9/12 18:41
- 香港・大湾区
マカオ政府海事・水務局(DSAMA)は9月12日、同日およそ2時間半にわたり、広東省・香港・マカオの合同海上捜索救助訓練を実施したと発表。
訓練は200人乗りの高速船がマカオ外港航路入口北側の海域で作業船と衝突し、高速船前部の破損により沈没の危険が出現するとともに、作業船の前部でも火災が発生したとするシナリオで実施されたとのこと。
マカオ税関が通報を受け、高速巡視艇と潜水員を乗せた捜索救助艇を現場へ派遣し、指揮、消火、海上での捜索救助を行うところから始まり、DSAMAが現場に駆けつけ海上捜索救助調整センターを開設して救助活動の指揮を執り、広東省と香港の関連部門に救援参加を求め、消火、ヘリコプターを動員するなど、海上と空から高速船の乗客を救助する一連の流れを実践確認したという。
DSAMAでは、三地の協力強化による海上における捜索救助能力の向上を図ることを訓練の目的として実施したもので、訓練を順調に終え、事前に設定した目標をクリアすることができたと評価した。