2023マカオ国際マラソン開催概要発表…一般参加枠は前年同の1.2万人分、IRが集積するコタイ地区通るコースに

 マカオの冬の名物イベントとして知られる市民参加型マラソン大会「マカオ国際マラソン」。今年の第43回大会は(2023年)12月3日の開催予定となっている。

 9月21日に大会組織委員会が会見を開き、開催概要を発表した。前回と同じくフルマラソン、ハーフマラソン、ミニマラソンの3部門を設定。スタート、ゴール地点は各部門ともタイパ島のマカオ・オリンピック・スポーツセンター・スタジアムで、フルマラソンとハーフマラソンではカルヴァーリョ総督大橋(マカオ・タイパ大橋)を渡ってマカオ半島に入り、西灣大橋を渡って再びタイパ島へ戻るコースを予定しており、新要素として3部門とも統合型リゾート(IR)集積エリアのコタイ地区を通るよう計画しているとのこと。スタート時間はフルマラソンとハーフマラソンが午前6時(現地時間、以下同)、ミニマラソンが午前6時15分で前回同様。

 エントリーは前回に続いてオンラインエントリーのみで、フルマラソンとハーフマラソンが9月16日午前9時、ミニマラソンが9月17日午前9時からイベント公式ウェブサイト(https://www.macaomarathon.com)または「マカオマラソンアプリ」を通じて「先着順」での受け付けに。一般参加の定員については合計1万2000人分で、内訳はフルマラソン1400人、ハーフマラソン4800人、ミニマラソン5800人。いずれも前回同様。

 大会の冠スポンサーは、前回に続いてマカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6陣営の一角にあたるギャラクシーエンターテインメントグループが務め、同社が初めて主催者の一員となるとともに、開催経費を負担することも発表された。同社以外の主催者はマカオ政府体育局とマカオ陸上競技総会。

 マカオ国際マラソンは毎年12月第1週の日曜日に開催されている市民マラソン。1981年の第1回大会の参加者は400人だったが、近年の健康ブームに乗ってエントリー希望者数が増加傾向にあり、参加枠の拡大が続いてきたが、それでも早い段階でエントリーが定員に達する状況となっている。今年はアフターコロナで初めての大会となり、多くの海外選手の参加も予想される状況。

「2023マカオ国際マラソン」の大会組織委員会による開催概要発表会見の様子=2023年9月13日(写真:マカオ政府体育局)

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