マカオ、人口1人あたり平均スポーツベニュー面積1.53平米…5年前から14.2%拡大

 マカオ政府体育局は9月15日、2022年に実施したスポーツベニューに関する調査結果を発表。

 同調査は2017年に続いて5年ぶりの実施で、マカオにおけるスポーツ施設全体の状況を把握し、将来に向けて適切なスポーツ施設関連計画策定につなげ、より多くのスポーツ空間を提供するための資料とすることが目的とのこと。同局から委託を受けたマカオ大学が調査業務を担当した。

 2022年におけるマカオのスポーツベニューの人口1人あたり平均面積は前回調査から0.19平米拡大(14.2%拡大)の1.53平米だったとのこと。過去5年間のマカオの人口増加率は3.4%で、人口増加ペースを上回るスポーツベニュー面積の拡大が進んだことを意味する。

 エリア別の1人あたり面積では、マカオ半島の伝統的な住宅地として知られる下環、新橋、荷蘭園などで0.2平米を下回ったが、体育局では人口密集地のためスポーツ用途として開発可能な空間に限りがあることを挙げた。これに冠して、近年マカオではアスリートトレーニングセンターや望廈(モンハ)スポーツセンターなど高層化によって土地利用効率向上を図った新スポーツ施設の相次ぎ投入しており、土地資源に限りがあるマカオの1人あたりスポーツベニュー面積拡大を図る方策のひとつとして、今後も同様のスタイルでの開発を計画しているとした。

2022年マカオスポーツベニュー調査結果発表記者会見の様子=2023年9月15日(写真:マカオ政府体育局)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオの主要な空の玄関口、マカオ国際空港運営会社にあたる澳門國際機場專營股份有限公司(CAM)が…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営する澳門輕…
  3.  マカオ治安警察局は3月31日、タクシー車内で拾った多額の現金入りの財布を着服したとして香港人の女…
  4.  このほどマカオ政府財政局が公表した最新の財政収支資料によれば、今年(2025年)1〜2月累計の歳…
  5.  マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)は4月1日、今年(2025年)3月の月次カジノ売上(粗収益、…

ピックアップ記事

  1.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  2.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  4.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年4月号
(vol.142)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun