マカオ歴史市街地区でトレイ・レース開催…「世界観光の日」恒例イベント
- 2023/9/28 9:27
- ツーリズム
世界観光機関(UNWTO)は毎年9月27日を「世界観光の日(ワールドツーリズムデー)」としている。今年は「観光とグリーン投資」をテーマとし、世界各地でさまざまな関連イベントが開催された。
マカオでは同日、ユネスコ世界文化遺産リストに登録された建築物と広場が数多く集まるマカオ半島中心部の歴史市街地区で「トレイ・レース」など、政府旅遊局(MGTO)主催の各種イベントが開催された。
トレイ・レースは世界観光の日に合わせて毎年恒例開催されている人気イベントのひとつ。アフターコロナで初めてとなり、華やかなに行われた。トレイ・レースとは、配膳用のトレイに「マカオビール」の瓶を載せ、聖ポール天主堂跡からセナド広場までの間を駆け抜けるもので、ビール瓶を倒さずに早くゴールした者が勝ち。コスチューム賞も用意されており、マカオ観光局がプロモートする「マカオおもてなし運動」がテーマとされた。
今年のレースは24のホテルやレストラン等に所属する158人が参加。居合わせた市民や観光客らが声援を送った。
今大会の優勝は男子の部が大型IR(統合型リゾート)「ヴェネチアンマカオ」のガルシア・ロードリック・ロブレドさん、女子の部がIRロンドナーに併設するホテル「ロンドナー・ホテル」の鄧靈芝さん。このほか、IRシティオブドリームズマカオ併設ホテル「モーフィアス」の歐歡明さんと「ホテルゴールデンドラゴン」の蘇銘就さんとIR運営会社「ギャラクシーエンターテインメントグループ」のベラルミノ・リーベル・ロドリゲスさんがコスチューム賞に選ばれた。
マカオでは今年1月初頭にウィズコロナへ完全転換し、水際措置が大幅緩和されて以降、インバウンド旅客数が急回復しており、その勢いを持続している状況。