マカオ、台風下で白タク営業の運転者が便衣警察官をひき逃げ

 マカオ治安警察局は10月11日、台風14号(国際名:コイヌ)の接近により台風警報シグナル「8」の発令中だった同月9日朝、無認可タクシー(いわゆる白タク)による警察官ひき逃げ事件が発生し、この車両を運転していたマカオ人の50代の男を反抗・脅迫、加重傷害などの罪で逮捕、検察院送致したと発表。

 同局によれば、9日午前7時頃、中国本土との主要な陸路の玄関口にあたる關閘イミグレーション付近で勤務中の便衣警察官1人が無認可タクシー(いわゆる白タク)の疑いがある車両を発見し、当該車両が信号待ちで止まったタイミングで運転手に対して警察官の身分証を提示した上、窓を開けて調査に応じるよう要求したところ、運転手が車内から拒絶のハンドサインを出して無理に発車させ、警察官を転倒させるに至ったとのこと。車両はそのまま走り去ったが、便衣警察官が起き上がって追跡し、応援に駆けつけた警察官によって車両を制止させることに成功したという。

 運転者の男は警察の調べに対し、相手が警察官とは気づかず、車に乗せてほしいと近づいてきたものと勘違いしたと供述。ただし、警察が公共エリアの監視システムを活用して当時の現場の様子を確認したところ、警察官が身分証を提示していたことが証明されたとのこと。また、乗客がタクシー乗り場で声をかけられ、金銭を支払って乗車したことを認めたといい、白タク行為に関する調査も進めているとした。

 マカオでは、台風警報シグナル「8」以上が発令された場合に公共交通機関が運休となり、市民や観光客の移動に大きな影響が生じるため、これに乗じたぼったりくタクシーや白タクなどが出現し、警察及び交通当局が取り締まりを強化して臨んでいた。

便衣警察官をひき逃げしたとして逮捕、検察院送致された白タク運転手の男(写真:マカオ治安警察局)

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