マカオ、2023年3Qの新設企業数が対前年増に…中国本土からの資本が4割超

 マカオ政府統計調査局は11月6日、今年第3四半期(2023年7〜9月期)の企業統計を公表。

 今年第3四半期の新規設立企業数は前年同時期から383社増の1355社、登録資本金は前年同時期に資本金規模の大きい金融業企業の設立があったため39.6%減の5.4億パタカ(日本円換算:約101億円)だった。

 新設企業を業種別にみると、ホールセール・リテール業が472社、ビジネスサービス業が408社で大半を占めた。解散企業数は242社、取り消し資本金は5669万パタカ(約10.6億円)。

 新設企業の資本金の出所については、地元マカオからが全体の48.7%にあたる2.6億パタカ(約49億円)。また、中国本土からが同44.6%の2.4億パタカ(約45億円)。このうち7572万パタカ(約14.2億円)が大湾区(グレーターベイエリア)内の都市からで、中でもマカオの隣に位置する珠海市が70.0%を占めた。このほか、香港からが1895万パタカ(約3.5億円)。株主構成では、すべてのマカオの株主という企業が815社、マカオとその他の国・地域の組み合わせが167社。

 新設企業の登録資本金の規模では、5万パタカ(約94万円)以下が全体の68.5%を占める928社で、合計資本金は全体の4.5%に相当する2403万パタカ(約4.5億円)。一方、100万パタカ(約1871万円)以上は64社、合計資本金は全体の84.9%に相当する4.5億パタカ(約84億円)だった。

マカオ歴史市街地区にあるモンテの砦から望む町並み(資料)=2020年4月本紙撮影

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