マカオ、2023年10月の消費者物価指数は対前年1.10%上昇

 マカオ政府統計調査局が11月24日に公表した資料によれば、今年(2023年)10月の総合消費者物価指数(2018年4月〜2019年3月=100)は105.02で、前年同月から1.10%の上昇だった。

 前年同月からの主な上昇要因は外食費と学費の上昇、さらに衣料品とガソリン価格の値上がりで、航空券価格と住宅家賃の値下がりが一部を相殺したとのこと。分類別では、衣類・履物、教育、食品・ノンアルコール飲料の指数がそれぞれ5.36%、5.06%、2.79%上昇した一方、交通、通信、住宅・燃料はそれぞれ2.70%、1.62%、1.04%下落。

 また、今年10月の総合消費者物価指数は前月から0.16%上昇。レジャー・文化と衣類・履物の価格指数がそれぞれ1.37%、1.30%上昇。交通と食品・ノンアルコール飲料の価格指数についてもそれぞれ0.39%、0.18%の上昇で、主にガソリン、航空券、フルーツの価格と外食費の値上がりが主要因。一方、電気料金の値下がりを受け、住宅・燃料の価格指数は0.07%下落。

 今年10月までの12ヶ月の総合消費者物価平均指数は、1年前の同時期から0.87%上昇。

 今年第3四半期の総合消費者物価平均指数は104.80で、前年同時期から0.87%上昇。今年1〜9月の総合消費者物価平均指数は前年同時期から0.84%上昇。

マカオ半島中心部の町並み(資料)-2019年9月、ポンテ16にて本紙撮影

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