外資進出加速でオフィス価格上昇

地元不動産大手中原澳門によると、2013年のマカオのオフィス価格は上昇を続け、年初に1平方フィート当たり平均5,000香港ドルだったものが、年末には7,000香港ドルに達し、実に4割の値上がりとなったという。これが賃料にも跳ね返り、今年は優良オフィス物件で最大2割程度の上昇となる1平方フィート当たり25香港ドル程度になると予想する。

1月29日付地元有力紙「澳門日報」が伝えた。マカオの経済発展がスタートして以来、オフィス価格の値上がりスピードは緩やかで、長らく1平方フィート当たり11~13香港ドル水準だった。しかし、多くの外資企業がマカオに進出を加速する中、オフィス賃料が上昇傾向となっている。マカオ政府統計局の調べによると、2013年1~11月の新規企業設立数は4,127件で、すでに2012年の通年件数を14%上回る。また、路面店の賃料が高騰していることから、事務所機能を店舗内からオフィスビルへ移す動きもあり、オフィス需要が高まっている状況。現在、マカオ各エリアのオフィス空室率は史上最低となっており、最も人気の高い皇朝エリアでは5%未満という。

不動産マーケット(写真はイメージ)―本紙撮影

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