マカオLRTタイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日開業へ

 マカオでは、2019年12月に初の軌道系大量輸送機関として新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の一部区間が開業。現在、タイパフェリーターミナル駅と海洋駅の間の9.3キロメートル、11駅の区間で営業運転を行っている。

 マカオLRT運営会社は11月27日、海洋駅から西湾大橋を通ってマカオ半島南部の媽閣駅に至るまでの延伸部(1駅分)について、12月8日に開業すると発表。媽閣駅からタイパフェリーターミナル方面の始発列車は同日午前6時半に発車予定とのこと。

マカオLRT・媽閣駅のコンコース=2023年2月(写真:マカオ政府公共建設局)

 また、今回の延伸開業に伴い、運賃の改定も行われ、最長区間となる10〜12駅分の運賃は一般が12パタカ(日本円換算:約223円)、LRTパス/マカオパス利用が6パタカ(約112円)などとなる。

 媽閣駅は著名な世界遺産「媽閣廟」のすぐ南側に新設された交通ハブ施設内に入る。交通ハブはLRT駅(地下駅)のほか、バスターミナル、タクシー乗り場、観光バス乗り場、公共駐車場などで構成される。

 タイパ線は開業から4年目にして全通を果たすとともに、人口の多いマカオ半島部への乗り入れが初めて実現することで、利便性の向上や利用者の増が期待される。

マカオLRTタイパ線の現行路線図(図版:Macao Light Rapid Transit社公式HPより)

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