マカオ、カジノで負けた男が資材置き場からアルミ部材盗み転売
- 2023/11/30 12:12
- 社会・政治
マカオ治安警察局は11月29日、建設会社の資材置き場からアルミ部材を盗んだとしてマカオ人の男(60代)を窃盗罪で逮捕、検察院送致したと発表。
同局によれば、同月24日、建設会社からタイパ島の歩道橋の下にフェンスで囲って臨時設営した資材置き場から1万5000パタカ(日本円換算:約27万円)相当のアルミ部材がなくなったとする通報が寄せられたとのこと。
通報を受けた警察が捜査に着手し、天眼と呼ばれる公共エリアの監視システムを活用するなどして被疑者の割り出しに成功。被疑者を警察署へ呼んで取り調べを行ったところ、犯行を認めたという。
被疑者は23日にカジノで負けた後、通りがかった建築資材置き場にアルミ部材が放置されているのに気づき、トラックを運転して現場へ戻り、部材15点を積んで回収業社の店舗へ運び込み、2000パタカ(約3.7万円)で転売したなどと供述。転売で得たカネについても、すでにカジノで使い果たしたと説明したのこと。
その後、同局が被疑者の供述に基づき、回収業社の店舗で当該アルミ部材を発見。被疑者は店舗に対し、リタイアして不要になったと偽って転売していたことがわかったとした。