マカオ治安警察局は12月2日、マカオの路上で拾った高価なダイヤモンドブレスレットを着服したとして、香港人の女（80）を拾得物不当占有罪で逮捕、検察院送致したと発表。

　同局の発表によれば、タイパ島の哥英布拉街を歩いている途中、着用していた市価約6.4万香港ドル（日本円換算：約120万円）のダイヤモンドブレスレットがなくなっているのに気づき、来た道を辿って探してみたものの発見できず、何者かが拾った可能性があるとの通報が寄せられたという。

　通報を受けた同局が天眼と呼ばれる公共エリアの監視システムを活用して捜査を進め、被疑者の身元の特定に成功。11月24日に港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設内で女を逮捕するに至ったとした。

　女は同局の調べに対し、つい出来心で拾ったブレスレットを着服し、香港の自宅に持ち帰ってしまったなどと犯行を認める供述をしたのこと。