マカオ、返還記念オブジェ「盛世蓮花」のお色直し完了…約四半世紀ぶり

 マカオ半島新口岸地区にある金蓮花廣場の中央に設置されたオブジェ「盛世蓮花」がお色直しを終え、12月6日から一般公開を再開した。

 盛世蓮花は1999年にマカオがポルトガルから中国へ返還された際に中国国務院から寄贈されたもの。高さは約6メートルあり、マカオのシンボルとなる蓮をモチーフとし、全開の花弁がマカオの反映を象徴している。

 設置されてから24年近くが経過したことから、マカオ市政署(IAM)が制作サイドと連絡を取り合った上で、前月(11月)19日から再塗装、金箔の貼り付け、コーティングなどを含む全面的なお色直し作業を進めてきた。

 金蓮花廣場は主に中国本土からマカオを訪れる観光客にとって人気の観光スポットのひとつで、毎年12月20日の返還記念日などに政府主催の式典が開催されることでも知られる。

お色直しを終えたばかりの「盛世蓮花」前で記念撮影を楽しむ観光客ら=2023年12月6日(写真:IAM)

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