消費旺盛で輸入額過去最高にー13年通年対外商品貿易
- 2014/2/6 8:30
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は2月5日、昨年(2013年)12月の対外商品輸出入統計を発表。輸出は前年同月比35%増の9.2億パタカ、輸入は同23%増の81.5億パタカとなった。12月の貿易赤字は72.3億パタカ。
輸出のうち、再輸出貨物が49%増の7.3億パタカ、地元産品の輸出は同1%減の1.9億パタカだった。
2013年の通年では輸出が前年比11%増の90.9億パタカ、うち再輸出が21%増の70.8億パタカ、地元産品の輸出は12%減の20.1億パタカ。輸入は同14%増の810.1億パタカで過去最高を記録。貿易赤字は719.2億パタカ。輸入増は内需及び域外からの旅客による消費増による。
2013年通年の輸出先では、香港が48.6億パタカ、中国本土が16.1億パタカでそれぞれ前年比19%、17%増だった一方、米国が3.6億パタカ、欧州連合(EU)が2.8億パタカで同28%、11%の減少となった。
非紡績品の輸出は82.5億パタカで前年比16%増、そのうち電子部品が9.6億パタカ、ダイヤモンド及びダイヤモンドネックレスが5.1億パタカでそれぞれ53%、155%増。紡績品及び完成衣料品の輸出は20%減の8.5億パタカ、編み物/クロセ完成衣料品が2.9億パタカで29%の減少。
輸入元については中国本土の264.1億パタカ、EUの187.9億パタカで、それぞれ前年比14%、13%増。品目ではコンシューマーグッズが516.5億パタカで19%増、ゴールド製ネックレスが31%増の96.7億パタカ、腕時計が26%増の65.0億パタカ、化粧品及びスキンケア商品が66%増の26.8億パタカ。
通年の対外商品貿易総額は901.1億パタカに達し、前年同期の790.9億パタカから14%の増となった。
なお、商品輸入総額に占める日本の割合は約6%で、中国本土(33%)、香港(13%)、フランス(9%)、スイス(9%)、イタリア(7%)に次ぐ。