マカオ政府旅遊局がムスリム文化ワークショップ開催…業界から高い関心

 マカオ政府旅遊局(MGTO)は12月12日、観光業従事者を対象としたムスリム文化ワークショップを開催したと発表。

 ムスリム文化ワークショップは今年(2023年)3月以来の開催で、大きな反響があった前回と同様、当初予定を上回る参加希望者を集めたとのこと。参加者はホテル、飲食(シェフ含む)、小売、旅行会社の従業員と現役の観光ガイドが主だったという。

 ムスリムとは、イスラーム(イスラム教)を信仰している人たちのことをいう。今回のワークショップでは専門家による講義を通じてイスラームの教え、祝祭日、習俗、文化的特徴、またムスリム旅行者を受け入れる際の注意事項などについて学ぶ実践的な内容が豊富に盛り込まれたとした。

 かねてよりマカオ政府は、中華圏以外からの国際旅客の増を目標として掲げており、特に東北アジア、東南アジアを重点ターゲットとしている。同局では、今後も文化的差異をテーマにしたワークショップやセミナーを開催し、多様な文化的バックグラウンドを持つ旅客を受け入れるにあたっての知識や技術の向上を図ることによって、業界従事者個々人のスキル及び競争力の向上、さらには観光都市としてのマカオのイメージをより確かなものとしていきたいとした。

マカオ政府旅遊局が開催したムスリム文化ワークショップの様子=2023年12月12日(写真:MGTO)

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