中国中央がマカオ特別行政区の賀行政長官と政府の2023年度施政を高く評価

 マカオ政府の発表によれば、中国の習近平国家主席は12月18日午後、北京の中南海瀛台で当地を訪問中のマカオ特別行政区の賀一誠行政長官の会見し、賀氏からマカオの現状及びマカオ特別行政区政府の取り組みについての述職報告を受け、李強国務院総理も立ち会ったとのこと。

 習近平国家主席は、この一年、賀行政長官はマカオ特別行政区政府を率いて誠実かつ実務的に職務を遂行し、マカオ国家安全保障法改正を着実に実現するとともに、行政長官選挙法及び立法会選挙法の改正を整然と推し進め、またゲーミング産業の法律による管理強化、マカオ史上初の包括的かつ体系的な多元発展計画をまとめ、横琴・広東・マカオ深層協力区建設の推進において新たな成果を収め対外交流・協力をますます発展させ、マカオ経済は急速に回復し、社会の調和と安定を維持したと応じ、中央政府は賀行政長官と特別行政区政府の取り組みを高く評価したという。

習近平国家主席がマカオ特別行政区の賀一誠行政長官から述職報告を受ける=2023年12月18日、北京・中南海瀛台(写真:澳門日報/GCS)

 さらに、習主席は、新しい時代の新しい歩みにおいて、我々は中国式の現代化で強国の建設と民族の復興を全面的に推進すると強調した上、中央政府はこれまでと同様、「一国二制度」の方針を確実かつ全面的に履行、また「愛国者によるマカオ統治」の原則を貫徹し、マカオ特別行政区行政長官と政府が地域社会の各界を一つにまとめ、指導し、国の発展がもたらした歴史的チャンスをつかみ、マカオの特色ある「一国二制度 」の成功を継続的に推進するのを全面的に支持し、マカオの祖国統一25周年を新たな発展の成果とともに迎えたいと述べたという。

マカオ特別行政区の賀一誠行政長官が習近平国家主席に提出した述職報告書(写真:GCS)

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