マカオ、年末年始三連休初日の単日インバウンド旅客数は13.8万人

 マカオでは、アフターコロナで年初からインバウンド旅客が急回復しており、その勢いを年末まで維持している。

 マカオ及びマカオにとって第一、第二の旅客ソースにあたる中国本土と香港では伝統的な農暦の新年(春節)を盛大に祝う文化が根強く残っており、西暦の年末年始は元旦のみが祝日に。ただし、2023〜2024年の年末年始は週末と重なるため三連休となり、インバウンド旅客数の増が予想される。

 マカオ治安警察局が12月31日未明に公表した速報値によれば、年末年始三連休初日にあたる12月30日(土曜)の単日インバウンド旅客数は13万8635人だったとのこと。先のクリスマスホリデー期間の中の最多だった23日(土曜)の13万3603人を上回る結果となった。参考までに、今年の単日インバウンド最多は中国本土の国慶節連休2日目にあたる9月30日(土曜)に記録した15万8726人。

 目下、マカオ各所でマカオ政府観光局や文化局、統合型リゾート運営企業などによるウィンターホリデーテーマのイベントが多数開催されており、インバウンド旅客の吸引につながっているものとみられる。

 マカオの今年(2023年)1〜11月累計のインバウンド旅客数は2526万9073人で、コロナ前2019年同時期の約7割に相当。年内残り1日となったが、通年でどの程度まで回復するかが注目されている。

多くの人出で賑わうクリスマスホリデー期間中のマカオ半島關前街の町並み(写真:MGTO)

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