マカオ司法警察局がカジノ運営企業従業員対象に防犯ワークショップ開催…意識と対応力向上狙う

 マカオ司法警察局は1月4日、同月3日にカジノ運営企業の従業員を対象とした防犯ワークショップをウィンマカオ社と合同開催したと発表。

 同局によれば、カジノ業界とのコミュニケーションと協力の強化を通じ、共同でカジノ施設及び周辺における犯罪抑止と撲滅につなげるため、今回のワークショップはカジノ運営企業従業員のモラル、カジノ関連犯罪、さらには新興犯罪などに対する意識と対応力の向上を目的に開催したとのこと。

 ウィンマカオ社はマカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6事業者のひとつで、マカオでウィンマカオ、コタイ地区でウィンパレスの2つの統合型リゾート施設を運営している。

 今回のワークショップには、司法警察局のゲーミング(カジノ)、技術、薬物犯罪調査、人身侵犯犯罪調査、詐欺対策協調センターから刑事12人が講師役などとして、ウィンマカオ社側は警備、サーベイランス、マーケティング、財務、ゲーミングテーブルオペレーション、電子カジノ、ホテルオペレーション、ハウスキーピング、人事といった多くの部門から50人が参加したとのこと。

マカオ司法警察局とウィンマカオ社が合同開催した防犯ワークショップの様子=2024年1月3日(写真:マカオ司法警察局)

 ワークショップでは、まず座学で犯罪捜査経験豊富な講師から近年の違法両替を発端とする犯罪の概況についての紹介、電話詐欺、ロマンス詐欺・恋愛詐欺、ブラッシング詐欺等の手法解説と防犯のコツ、またドメスティックバイオレンスに関する刑法知識についての説明、現場保全能力向上のため鑑識技術(薬物の種類の解説と吸引具を発見した際の正確な処理方法など)に関するレクチャーが行われ、その後は小グループに分かれて座談会形式で刑事と参加者が仕事や生活の中で遭遇する治安問題への対応についての情報共有がなされ、カジノ運営企業従業員の防犯意識と能力の向上を図ったという。

 同局では、2017年からカジノ運営企業と合同で防犯ワークショップの開催を継続しており、今後もカジノ業界と連携及び協力を密にし、カジノ内外における最新の治安情勢の把握し、カジノ運営企業従業員に防犯知識トレーニングを提供することで、ゲーミング関連犯罪の抑止と撲滅を図っていくとした。

マカオ司法警察局とウィンマカオ社が合同開催した防犯ワークショップの様子=2024年1月3日(写真:マカオ司法警察局)

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